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2019年7月7日

渋谷おとなりサンデー 2019年6月2日のレポート<後半>
〜”繋がり連鎖”が、あちこちで発生中〜

6/2 「渋谷おとなりサンデー」の企画をハシゴする取材の、後半をお届けします。

前半最後に訪れた「渋谷キャスト」から、さらに渋谷の中心部へ向かいます。公園通りには、今年も「渋谷おとなりサンデー」のフラッグが揺れています。すれ違う人々に、「今日、渋谷おとなりサンデーやってるんですよ!」と言いふらしたくなるような衝動を抑えながら、いそいそと向かった先は…。


13:30【渋谷モディの裏通り】
神南宇田川町会 「こども達と描くストリートアートフォトスポット」

次のスポットは、正真正銘、渋谷の、ど真ん中。「渋谷モディ」の裏の路地です。

至極個人的なことで申し訳ないですが、私、よく通るのです、この道。
チャコットというバレエスタジオに通っていて、レッスン後にオレンジジュースが飲みたくなって、ファミマへ行くのです。

「裏感」満載の通りなのですが、この日は、こども向けのストリートアートの企画が開催されている…!

昨年は、防災関連のイベントを開催したけど、今年はもっとまちの皆さんに楽しんでもらえるようなコンテンツを、ということで、アーティストのCato Friendさんの下絵をベースに、塗り絵を楽しめるブースが路上に誕生したそうです。

さらに、白バイも駆けつけて。決して、見守りをしているわけではなく(もちろん見守りもされているでしょうが)、バイクにまたがり、一般の方が記念撮影できるという!

白バイにまたがる一般の方のお写真を、白バイ隊員が撮影中

こんな賑わいが、渋谷の真ん中の、この路上に生まれるなんて、普段の姿をよく知っているだけに、摩訶不思議なかんじでした 笑

神南宇田川町会長で、企画者の杉本一二(いちじ)さんにとっては、住み慣れたここら一帯は庭みたいなものだそう。

左から、シブヤテレビジョンの野呂さん、宇田川町会長杉本一二さん、
アーティストCato Friendさん、白バイ隊員さん

伺っていると、戦後間も無く公園通りが砂埃舞う住居地帯だった頃や、渋谷区役所前あたり一辺にワシントンハイツがたち、外国人住居として栄えていた頃や、その後の東京オリンピックの話など、文字通り渋谷の生き字引でございました。
「良いまちであってほしい。ゴミだらけになる姿は見たくない」と。

今や、住む人より、遊びに来る人の人口が圧倒的多数を担っている渋谷。
杉本さんとの対話を通して、ほんの少し、生活者の目線に近づけた気がします。

ちなみに、この写真を撮っていると、モンシロチョウがヒラヒラと舞い込み。

渋谷の真ん中にも、蝶々いるんだなぁ〜と嬉しくなりました。
(ちなみに、去年はミツバチに出会いました)

次の日が月曜日だからか、渋谷おとなりサンデーの企画は15時や16時などの早仕舞いが多いのですが、今年は19時スタートの企画があるとのことで、この後、夜まで待つことに。

19時スタートの企画開催場所のアメリカンビストロ「E・A・T」は、まだまだ、し〜んとしていました。


19:15 千駄ヶ谷1000 drunkers
「千駄ヶ谷4丁目の”おとなりさん”と立ち飲みしよう!@E・A・T」

事務局の方からも「まだ挨拶したことない方達で、初開催の企画なのでどんな様子か分からないのですが、のぞいてみてくれますか?」と言われて行ってみたのですが…

少し時間を過ぎて、到着すると、っていうか、えっっ!!!
すごく繁盛していますけど!!!

企画者のおふたりは、千駄ヶ谷の飲み仲間。
区報で「渋谷おとなりサンデー」を知り、「私たちも、何かやろう!」と思い立ち、企画が決まったのが開催10日前。翌日には、チラシを1000部刷り、近隣住居にポスティングをして回ったというツワモノ・コンンビです。

いつも飲んでいるお店に協力を仰ぎ、ウェルカムドリンクを自前で持ち込み、こちらは無料で。フードは店奥でのオーダー制。

当日、来場者には「今夜の”楽しみ方”」の手引書が配られました。

遊びにきていた人に聞くと「チラシを見て」の声多数!
「いつも通りがかっていて、どんな店か気になっていたんです」という声や
「昼に来たことがあります」などの声も。

店内には、自然と「おひとりさま寄り合いゾーン」や「近所の美容院とその仲間たちゾーン」「親子連れゾーン」などが出来上がり、それぞれに盛り上がっています。

てんてこ舞いのスタッフさんを気遣って、お客さんが食器の片付けを手伝っていたり。

そもそも、店のスタッフだと思っていた方が、富ヶ谷のスケボーショップのオーナーだったり、繋がり力がすごいです!

「隣のマンションだった!」ことが発覚し、LINEの交換をする、楽しげなふたりの姿。

「千駄ヶ谷に住んでいるけど、一緒に飲む人が居なくて、いつも代々木まで飲みに行っていました」という彼女も、ご近所で心置きなく飲める日がやってきましたね!おめでとう!
他には、日本語が勉強したくて乗り込んだ外国人の方の姿や、偵察を命じられて来店し、良さげだったので奥様をLINEで呼び寄せる旦那様の姿なども。

美容師さんグループに至っては、本当は誕生日パーティーが予定されていたこの日、「いや、誕生日よりおとなりサンデーだろう。誕生会は、明日やろう。」という決議のもと、飲みに来られ、ふるまい白ワインでお祝いしていると(なぜか、私も便乗)

近所に住むミュージシャンから「ハッピーバースデー」の熱唱がおくられるサプライズが登場するなど。

おとなりが、繋がりまくりの夜でした。

「去年のおとなりサンデーでピクニックに参加して、楽しかったので、今年も!」という、かわいらしいおふたりにも出会いました♡

こういう声は、本当に嬉しいですね〜。

いや、取材で行ったはずなのですが、私、すっかり楽しくなってしまって、(しかも、待ち時間の間に行ったサウナでばっちり体調が整っていたこともあり)取材と称して、だいぶ遅くまで居座ってしまいました 笑。

企画者の淳子さんに、
「来年も、ぜひ開催してください!」と伝えたら、
「2〜3ヶ月に一度、開催したいです!!!」と、とても元気のよいお返事をいただきましたよ。

すっかり千駄ヶ谷のまちの様子を知り、顔見知りもできた私は、翌日、千駄ヶ谷の家賃相場を調べてしまったほどでした 笑。

こういった交流をとおして、実際に、引っ越しのタイミングでは候補に上がる気がするし、(まちの様子や、住んでいる人の温度感がわかっているから安心)「渋谷おとなりサンデー」ってやっぱり、いいですね。

それにしても、夜のおとなりサンデーは、夜ならではの盛り上がりや繋がりがあることを発見できた2019年。

来年も、夜の企画が増えるといいなと思いました!

写真・テキスト 楢 侑子(ナムフォト)